痛みとしびれと麻痺の違いとは?

痛みとしびれと麻痺の違いをご存知でしょうか?

お話を聞いていると勘違いされている方も多いみたいです。
よく聞く間違いがこれです。

「痛みやしびれが悪くなると麻痺になりますよ」
実は痛みやしびれが、どんなにひどくなってもひどい痛みやひどいしびれにしかならないんですね。誰が言い出したのかいまだに悪くなると麻痺になるよという話を聞きます。
 

何が違うのかというと痛みやしびれというのは「電気信号の異常が起きている状態」
まひというのは「電気信号が遮断された状態」です。
言い換えると痛みしびれは「神経がつながっているけど問題が起きている状態」
まひは「神経が途中で遮断されて電気信号が送れない状態」です。

だから痛みしびれがどんなに悪くなっても神経が遮断されることはないですからマヒにはならないのです。

また、まひというのは2種類あり
1つ目は中枢性まひ 2つ目は末梢性まひです。
中枢性というのは脳や脊髄のことで、末梢というのは背骨からでた神経のことです。
症状も同じまひとはいえ全然違います。

中枢性は痙性まひといって筋肉がガチっと固まってしまってと中々動かせない状態。
末梢性は反対に筋肉に力が入らなくてダラーンとしている状態です。
また神経がどこかで切れてしまったり遮断されている状態なので現在の医学ではいまのところ
良くするのが難しいです。

ただ痛みやしびれは神経がちゃんとつながっていて異常が起きている状態なので良くなる可能性があります! 痛みの原因は「酸欠」ですからどんな痛みでもあきらめずに問題が起きている部分に酸素を送ってあげましょう!