痛みをとるためにはまず「痛み」をどのようにして感じるのか、メカニズムを知ることがとても大事だと思います。

人間の身体には至る所に侵害受容器といわれるセンサーのようなものがあります。

そこのセンサーに発痛物質と言われるものや刺激が加わると電気信号が発生します。

そこから知覚神経を通って電気信号が脊髄にはいりそのまま上に上がり大脳まで到達すると、
脳が「痛み」を感じます。

神経というのはあくまでも電気信号を伝えるケーブルであってそこが圧迫されていたりしていても痛みを出すわけではありません。

次に発痛物質というものですが特に多いものが「筋肉のスパズム」といって目に見えないくらい微細な損傷であったり、攣り、こわばりがおきると酸素が足りなくなります。

酸素が十分に来ていない状態、つまり「酸欠」状態になるとそこの組織から発痛物質が放出されます。

よくヘルニアで手術しました、脊柱管狭窄症で手術しましたというお話を聞きますが、
神経に触っている、圧迫が痛みの原因ではないのです。
一番大切なのは痛みの出ている神経の先の侵害受容器に酸素を届けてあげることです。
神経はそんなにやわに出来ていません、本当に神経を圧迫して痛みが出るなら歩いていても足の裏の神経を圧迫するのでとてもじゃないですけど歩くこともできません。

もし手術で悩んでいる方がいましたら手術をする前にできることをやってみるのはいかかでしょうか？