肩を揉んでも、その場は楽になるのにまた重くなる。そんなとき、意外と見落とされやすいのが「呼吸」です。この記事では、呼吸が浅い状態と首肩の筋肉の緊張の関係、姿勢と呼吸の関わり、胸まわりを動かす無理のない習慣、続けてもつらいときの考え方、受診の目安を解説します。荒川区西尾久のもみじおく整骨院がお伝えします。
結論:呼吸が浅いと、首肩の筋肉が余分に働き続けやすいといわれている
呼吸と肩こりについて押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- 呼吸が浅いと、首や肩まわりの筋肉が呼吸の手伝いに使われやすいといわれている
- 丸まった姿勢は胸まわりの動きを小さくし、呼吸を浅くしやすい
- 胸まわりを無理なく動かす習慣は、負担を減らす入り口になりうる
ただし「呼吸を変えれば肩こりが治る」という話ではありません。肩こりの原因は人それぞれなので、数ある見直しポイントの一つとして読んでください。
浅い呼吸と首肩の筋肉の緊張の関係
息を吸うとき、本来は横隔膜が下がり、胸まわりも広がることで空気を取り込みます。ところが胸まわりの動きが小さくなると、首や肩の筋肉が呼吸を手伝うように働きやすくなるといわれています。常に軽く力が入った状態が続くと、血流が滞りやすくなり、重だるさやこりとして感じやすくなると考えられています。
姿勢と呼吸の関わり
背中が丸まり、頭が前に出た姿勢が続くと、胸まわりは縮こまり、息を吸うときに広がりにくくなります。デスクワークやスマホ、家事や育児で下を向く時間が長い方は、この姿勢になりやすい傾向があります。当院の院長は、肩だけでなく背中、特に胸のあたりの動きが乏しいことが、肩こりの背景にあることが少なくないと考えています。
胸まわりを動かす無理のない習慣
あくまで一例です。どれも痛みの出ない範囲で、無理のない回数で行ってください。
- 椅子に浅めに座り、背すじを軽く伸ばして肩の力を抜きます
- 鼻からゆっくり息を吸い、胸まわりが横や背中側に広がるのを感じます
- 口から細く、ゆっくり息を吐きます
- これを数回行い、苦しくなったらやめます
ほかにも、作業の合間に両手を首の後ろで組んで背中をゆっくり丸めたり反らしたりする方法があります。反動はつけず、痛みが出る場合は中止してください。「たくさんやるほど良い」ものではなく、思い出したときに数回で十分です。
続けてもつらいときの考え方
呼吸の習慣を見直しても重さが抜けない場合は、肩だけでなく背中や胸まわりの動きなど、ほかの要因が重なっているのかもしれません。院長の考えでは、一つの原因に決めつけず、姿勢や動きの状態を確認しながら見ていくことが大切です。もみじおく整骨院では、皮膚・筋肉・関節の状態を多角的に確認したうえで施術を行っています。
すぐに医療機関へ行くべき危険なサイン
呼吸が浅い、息が吸いにくいといった感覚は、肩こりのような筋肉の問題だけでなく、呼吸器や循環器など病気が関係していることもあります。次のような場合は、整骨院ではなく、まず内科や循環器内科、呼吸器内科などの医療機関を受診してください。
- 安静にしていても息苦しい、息を吸うと胸が痛む
- 胸の締めつけるような痛みや、動悸、冷や汗を伴う
- 咳や発熱が続く、横になると息苦しくなる
- 腕や手のしびれ、力の入りにくさがある
- 転倒や事故のあとに痛みや息苦しさが出た
胸の強い痛みや突然の息苦しさ、意識がもうろうとするといった場合は、ためらわず救急車を呼んでください。
まとめ
- 呼吸が浅いと、首肩の筋肉が余分に働きやすいといわれている
- 丸まった姿勢は胸まわりの動きを小さくし、呼吸を浅くしやすい
- 胸まわりを動かす習慣は無理のない範囲で、思い出したときに数回で十分
- 息苦しさや胸の痛みなどがあれば、まず医療機関へ
当院の考え方や背中を動かす体操の手順は肩こりのページ、院の場所はアクセスのページをご覧ください。肩が前に入る姿勢が気になる方は巻き肩と肩こりの記事、デスク環境の見直しは首こりとデスクワークの関係の記事、頭痛を伴う方は肩こりからくる頭痛の対処法の記事もあわせてご覧ください。
肩の重さが続く方は、我慢せずにお気軽にご相談ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。